東京の音楽関係者の方達から、
突然の連絡。
お世話になったIさんが、
他界されたと。。。。
関係者の皆さんが、
どう思われるかはわかりませんが、
このブログは僕の意思で書かせていただきます。
Iさんに初めて会ったのは、
13年くらい前になるのかな?!
当時、福岡のライブハウスに、
Iさんがマネージャーをしてたバンドを観に行って、
店が閉まる位のタイミングで、
アンケートを書いて手渡ししたんよね。
そして、そのバンドのTさんから、
後日、直接電話があって、
そこから、13年間の付き合いが始まった。
そのバンドとは、福岡や東京、山口、
九州ツアーも行ったな。
本当に、沢山共演させてもらった。
旅の度、全ての道程を、
マネージャーのIさんがハンドルを握り、
少々スピードオーバーな感じで(笑)、
深夜高速を走り抜けてた。
多分、、、、
自分も、早く帰って飲みたかったんやろうな(笑)。
だって、ミュージシャンは、
ライブ終わりで、打ち上げして、
後ろで飲んで寝てるんやからね(笑)。
まあ、それぞれの仕事と言えば、そうなんですが(笑)。
んで、福岡で演る時は、、、
「せっかくの[ギャラ]を、
[ほぼ寝ることのない]ホテルに、
落とす事はないでしょ〜〜?!(笑)」
との、筆者の独自判断で、
ほとんど筆者の家に泊まってもらってた。
そうすれば、朝もゆっくり出来るし、
みんなでまた2次会がやれるからと言う、
筆者の密かな思惑もあったんやけどね(笑)。
んで、マネージャーのIさんは、
風呂嫌いで、
絶対、家に来ても風呂に入らんかったんやけど、、、
ある暑い夏の夜、
「Iさん、今夜は、風呂入ってもらわんと嫌いになりますよ!」
と、言ったら、なぜか、その時はすんなり受け入れて、お風呂へ。。。
そして、「意外に長風呂なんやね〜〜」等と、
メンバーと話してたら、、、
風呂から上がって来て、一言、、、、
「いや〜〜〜、トミーさん、、、、
折角なんで、、、、
いつも被ってるハンチング帽も洗っちゃいましたよ!!」
、、、、Iさん、、、、、
、、、洗いすぎやし(笑)!!!
また、ある時は、
筆者が来てた黒字の[アロハシャツ]をいたく気に入られたIさん。
「いや〜〜〜、トミーさん、、、、
良いですね〜〜そのアロハシャツ〜〜〜!」
と、家でコーヒー飲みながら、
10回は言い続け、
「いや〜〜〜、トミーさん、、、、
ちょっと着させてくださいよ〜〜!」
と、試着を促がされ、、、、
「いや〜〜〜、トミーさん、、、、
自分にぴったりじゃないですか〜〜!」
とニヤリ顔した瞬間、、、、
お譲りしましたよ(笑)!
それから、会う度にそのシャツ着とんしゃった(笑)。
東京の先輩達が、
「Iさんに内緒で、[IさんT-shirts]を作るけど、トミー、1枚いる?」
と、連絡があり2つ返事で承諾。
自宅に郵送されて来て、
Iさんが家に来た時に、その[IさんT-shirts]を着てたら、
「トミーさん、、、、
なんで、持ってるんですか〜〜?!」
と、嬉しそうにニヤリ(笑)。
それから会う度に、[IさんT-shirts]を着てお出迎えしてたんやけど、
、、、毎回、、、
「トミーさん、、、、
なんで、持ってるんですか〜〜?!」
と、嬉しそうにニヤリ(笑)。
それから、最初の福岡での共演ライブの時は、
機材運搬があるんで打ち上げが終わるまで、
マネージャーとして、Iさんは車で待機されてたんですが、、、、
「いや〜〜〜、トミーさん、、、、
もうそろそろ、お開きで良いんじゃないですか〜〜!?」
と、[少々、俺も待ちきれんぞ、ガマンの限界だ]的な表情で、
打ち上げ会場に現れましたので、
「すいません〜〜!」と言って、バタバタ筆者宅へ移動して、
Iさんも含めて乾杯した時の、Iさんの満面の笑みは忘れんな〜〜(笑)!
この人、本当にお酒好きなんやな〜〜と思ったもんな〜〜。
それ以降は、機材の積み込みが終わったら、
筆者宅にてIさんは待機するようにしてもらった。
んで、これ飲んで待ってて下さいと、
テーブルに焼酎とグラスを置いてたんやけど、
メンバーと帰って来たら、
「いや〜〜〜、トミーさん、、、、
あまりにも帰りが遅いので、呑んじゃいましたよ。
この焼酎美味しいですね〜〜!
酔っ払っちゃいましたよ〜〜〜(笑)!」
と、満面の笑みで、
いつも気持ち良く酔っ払ってた(笑)!
この人、本当にお酒好きなんやな〜〜と思ったもんな〜〜。
Iさんの車で、
熊本にライブに行った時の帰りに、
「ちょっとした知り合いが、久留米ってとこでお店をやってるらしいから、
お昼はそこで食べても良いですか?!」
との要望だったんで、
勿論です!!と、みんなでそのお店に。
住所を検索して、やっとの事で到着すると、、、、、
洋館造りのセレブリティーなイタリアンのお店、、、。
一同、、、
完全に引く、、、、。
そんな中、Iさんは、
[どうにか着いたんだし!今更、後には引けん!]と言った背中で、
入店。
我々はもう、後から着いて行くしかない状況(笑)。
そして、通された個室にて、
メニューを見て、
さらに一同、、、、
有明海くらい、完全に引く、、、、。
そして誰もが、このメニューと金額ならこれしかないな?!
と思われる、1番スタンダードな料理を[人数分]注文(笑)!!
まじか〜〜〜(笑)!!!
そして、普通に食べ終えて、
Iさんが一言、、、
「ここは、私が払いますよ」
皆、肯定することもなく、
かと言って、否定することもなく、
自然にその申し出を受け入れました(笑)。
ちなみに補足ですが、、、、
Iさんの知り合いって方は、不在でした(笑)。
そして、山口にツアーに行った時、
Iさん号とトミアジ号の2台で出発。
アジくんの実家に泊まらせてもらう事になってたので、
トミアジ号が先導でドライブ。
そして、山口に入り、2車線のバイパスに入った瞬間、
Iさん号がトミアジ号をゆっくりと追い抜いて行く。
Iさん号の[助手席]に座ってたボーカルのTさんと、
窓越しに、ゆっくりと見つめ合う我々、トミアジ。
それぞれの顔にデッカい[?]、、、。
そして、アジくんが一言。
「Iさん、俺の実家知らんはずなのに、、、、」
そして、追い抜いた先で、
ハザード点けて待ってたIさん号。
車を降りて、理由を聞くと、
「いや〜〜〜、トミーさん、、、、
すいません〜〜〜!!
なんで、追い抜いちゃったんだろうな〜〜?!」
と、真顔でのお返事(笑)。
もう、笑った〜〜!!
こんな話がまだまだ、沢山あるIさん。
最後に会ったのは、ちょうど2年前の、
下北沢の風知空知やったかな?!
俺もIさんの事、大好きやったけど、
Iさんも俺の事が大好きやったのは知ってますよ。
あのニヤリ顔が見れなくなるのは、
ちと寂しい。
また会えるっていう別れじゃないけど、
また、会いたい。
今夜は、献杯しながら、
サシ飲みしましょうね。
これからも、俺たちの事、
見とって下さいね!
13年の中で、ほんの何時間かしか会ってないけど、
演奏して、一緒に寝泊まりして、同じご飯食べて、
車で移動した貴重な時間をありがとうございました!
ずっと、大好きです。
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